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歯科症例

当院での歯科症例をご紹介いたします。

乳歯遺残

乳歯から永久歯への生え変わりが不完全で、乳歯が残っている状態です。
小型犬では日常的によく遭遇しますが、大型犬や猫ではまれです。
特に乳犬歯と乳切歯が遺残する傾向が高いです。
乳歯が遺残したままであると乳歯と永久歯の隙間が狭く密に存在することになるため食物残渣や歯垢・歯石が沈着することによって歯肉炎や歯周炎を発症するリスクを高めます。

犬歯

上顎の乳犬歯が遺残していると下顎犬歯の萌出が抑制されたり、下顎犬歯によって上顎切歯が唇側に傾斜することもあります。下顎では、永久犬歯が舌側に萌出することが多く、上顎の口蓋にあたり疼痛を示すこともあります。

犬歯
犬歯

切歯

切歯の乳歯遺残では、前後方向に二枚刃のように遺残することが多いです。

切歯

臼歯

臼歯

歯肉炎(軽度)

歯肉炎(軽度)
歯肉炎(軽度)

歯周病(重度)

歯肉炎(重度)
歯肉炎(重度)

歯瘻

歯瘻とは、歯の疾患に由来する化膿性病巣と口腔粘膜あるいは皮膚の間に形成される交通路のことをいいます。主に、内歯瘻と外歯瘻に分類されます。
内歯瘻は、歯の疾患に由来する化膿性炎症が骨膜下膿瘍および粘膜下膿瘍を形成して口腔粘膜に瘻孔を形成した状態のことです。
外歯瘻は、歯の疾患に由来する化膿性炎症が皮下組織に波及して、皮下膿瘍を形成し皮膚に瘻孔を形成したじょうたいことです。外歯瘻は、犬や猫やウサギにも比較的多く認められます。

内歯瘻
内歯瘻
外歯瘻
外歯瘻

口鼻瘻管

口鼻瘻管は、口腔と鼻腔が貫通することをいいます。その主な原因は、歯周病からの根尖周囲膿瘍や外傷ですが、まれに腫瘍に起因することもあります。一般的に、猫よりも犬での発症が多い傾向にあり、ダックス、ヨークシャーテリア、トイプードルなどの小型犬に多く認められます。原因となるのは、上顎犬歯であり特に歯周病に関連して口蓋側に形成される歯周ポケットに起因することが多いです。

口鼻瘻管

歯肉フラップ

口鼻瘻管を閉鎖するために用いる手技で、一般にシングルフラップとダブルフラップがあります。多くの症例は、シングルフラップで瘻管を閉鎖できます。瘻管の辺縁から粘膜に切開を加え、減張切開を行ってから瘻管を覆うフラップを作成します。吸収性縫合糸で単純結節縫合を行うため、抜糸の必要はありません。

歯肉フラップ

破折歯

歯の破折は、硬い物を咬む癖のある犬で最もよく認められ歯冠、歯冠と歯根の両方、あるいは歯根に影響を与える疾患です。もっとも破折しやすい歯は、犬歯と第4前臼歯です。特に第4前臼歯が破折していても飼い主が全く気が付かずに、外歯瘻になって初めて来院するケースも少なくありません。

破折歯